前回は別のボカロを使ったら個性を出すべく調教しよう、というお話をしました。
このようにプロジェクトが進行するにしたがって、いろんなバージョンを作ってみたりした結果、ファイルもたくさん出きて整理は煩雑になってきます。さて、今回はちょっと話がそれてしまいますが、かなり実務的なお話を。
DAWで作業をやる際のファイルやフォルダの管理、みなさんどうやってますか?
ポイントになるのは
- どこに何を保存するか。
- 名前の付け方は?
- バージョン管理
- バックアップをどうするか
など、だと思います。
前回(というか前々回)は、作詞家さんにデモを提出したところまででした。
そして、作詞のみゆきちさんからは、
「これで進めてOK」という連絡が来ました。ヽ(◎´∀`)ノ
ま、だからこのブログ書いてるんでしょ?とツッコまれるとその通りなんですが…
そういうわけで、前回のデモで1コーラス分作ったものをフルコーラスにするのが次のミッションです。
前回は作詞のみゆきちさんに連絡を取り「回るコミュニケーション」の作曲の許可をいただきました。では、さっそくデモの作成にとりかかります。曲のイメージを伝えるのが目的なので、1コーラス分だけ作成することにします。
みゆきちさんの希望は「ロック」でしたが頭の中に浮かんでいるものはそうじゃないので、とりあえずその「頭の中にあるもの」をデータ化します。
僕の場合は、作曲方法は曲によって全く違います。譜面とにらめっこする場合もあれば、シーケンサーでマウスポチポチの場合もあれば、楽器をジャカジャカやる場合もあります。今回は詞先ということもあり、歌詞カード(ピアプロの歌詞を印刷したものです)を見ながら、アコギで弾き語りつつ少しずつイメージを固めていきました。
これまでの記事中に曲先や詞先という言葉が出てきたかと思います。(あ、詞先は出てなかったかな?) 今回はちょっとカタい話になりますが、作品を作成する上での作業の順序と権利や責任の関係について、楽師の立場から書いていきたいと思います。