vol.8 : 調教。


前回(というか前々回)は、作詞家さんにデモを提出したところまででした。
そして、作詞のみゆきちさんからは、
「これで進めてOK」という連絡が来ました。ヽ(◎´∀`)ノ
ま、だからこのブログ書いてるんでしょ?とツッコまれるとその通りなんですが…
そういうわけで、前回のデモで1コーラス分作ったものをフルコーラスにするのが次のミッションです。

2コーラス目の罠

「1コーラス作ったんだから、コピペして2番以降の歌詞流し込めば、フルコーラスのデモ作成、終わりじゃね?」
一度でも曲を作ったことがある人なら、こううまくいかないことはすでにご存知だと思います(笑)
・字数が違う
・歌詞の雰囲気が違う
・1コーラスで出てこないメロディが必要になる(Cメロ、大サビなど)
・そもそもコピペじゃ単調になってつまらない
などの理由から、いろいろ試行錯誤しなければならないのです。
これまでのデモではGUMIをリードボーカルに据えていましたが、2番はIAに歌わせることにしました。理由は「IAを買ったものの一度も使ったことがなかったから」です(こんなのばっかw)。それまでミクとルカを持っていたのですが、VOCALOID 3に読ませた方が作業しやすいという情報を聞いたので、つまりVOCALOID 3 が欲しかったという理由でバンドルついでにIAを購入したのです。
そういうわけで、2コーラス目は字数に合わせて多少修正してIAで歌わせてみたのですが、何かしっくり来ません。別に悪いわけじゃないんですが、せっかくボーカルが交代しているのに案外違いがわからない(笑)
というわけで、IAの歌い方にクセを付けてみることにしました。
まずはGUMI。ベタ打ちです。
com08_gumi.jpg
そしてIA。ところどころ8分早く歌詞を入れるようにしています。
com08_ia.jpg
ボカロエディタ上で見てもわからないかもしれませんので、実際に聴いてみてください。
GUMI

IA

わかるでしょうか。「今日も」の「も」や「流れる」の「る」がちょっと早くきてシャクるようになっています。歌詞の字数は同じですので、歌詞が違うからこうなっているのではなく、わざと歌い方を変えているのです。
そんなのスクショでわかってるよー。もっと調教のコツとか詳しく書けよー、って方はすみません。このブログはこのレベルの解説をちんたら進めていく方針なんですw ちなみに今回は調教で追い込むのではなくコンプのパラメータで聴き易さを調整しました。

曲の構成について

今回は詞先なので曲の構成はほとんど先に決まっているわけですが、現時点のものをここに書いておきます。
前奏:4小節(とりあえず)
1-Aメロ:8小節
1-Bメロ:4小節
1-サビ:16小節
間奏:8小節(+1)
2-Aメロ:8小節
2-Bメロ:4小節
2-サビ:16小節(+1)
転調サビ:16小節
後奏:8小節
まあスタンダードな感じだと思います。こうやって書いてみると、曲全体の中でサビの割合が多いですね。リードボーカルを変える作戦は無意識にやったのですが、サビの長い曲を飽きないようにアレンジするためには正解だったのではないかと、後になってあらためて思いました。ちなみに転調してからはアレンジも変わります。
com08_shot.jpg
この中で、完成までに小節数が変わるのは前奏くらいかなー。
ここで、なぜ小節数が変わるのを気にしているかというと、すでに動画にすることを検討しはじめているからです。頭の中でコンテがぼんやりと…この辺はまた今度。

ここまでの進行状況

作詞:100%
作曲:90%
編曲:65%
動画:1%
次回はちょっと本題をそれますが、ファイル管理について書きます。

(2017/05/12追記)

完成動画はこちらになります!


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