vol.6 : ファーストデモ完成!


前回は自分用のデモを作成しました。あくまで公開する目的じゃなく作っているので非常にヒドい状態でした。
今回はこれを修正して、なんとか人に聴かせられるようにします。

テンポとキーについて

最終イメージに大きくかかわってくるもので、まだ今の段階なら変更できるもの。それはテンポとキーです。


まず、前回のデモを一旦リセットしてみた耳で聴いてみます。

すると、まずあきらかにおかしいと思ったのはキーでした。とても高い。ボカロ曲にはこういうキーの曲もよくありますが、この曲調には合いません。いくつかのバージョンを作ってみましたが、元のCから6度下のEに変更することにしました。Eならギターも弾きやすいですしね!
テンポは88です。これはちょっと遅いと思うのですが、今のところこのまま行くことにしました。テンポの変更は生録をする前なら後でも可能です。今回はギターとベースは録音しますがそれ以外は打ち込みの予定なので、ギターとベースを録るまではテンポは(仮)のままでかまいません。
ちなみにBPM=88にしている理由はいくつかあるのですが、一番大きいのは好きなBPMだからです。これについてはまた機会があれば書きます。

音色の差し替え

キーを変えただけでボーカルがかなり自然な感じになりましたが、各パートのボイシングがいまいちになったので、打ち込み直します。そのついでに音色も本番を意識したものに差し替えます(実際ここで決めたものは完成まで残っているものが多いです)。
では、ちょっとマニアックになりますが、使用している音源の紹介です。

エレピ

com06_marki.jpg
TTS-1のものはミュートし、KONTAKT4のSCABEE MARK-Iに変更しました。これまでに使ったことのあるエレピ音源で一番好きなのはemagic EVP-88なのですが、これはWindows XP上でしか動作しないので、現在SONARで使っているWindows 7を終了して裏ブートせねばならず、いろいろ不便なので今回は代替で初めてこのSCABEEの音源を使ってみました。フレーズはそのまま音色を変えただけですが、かなり良くなりました。

シンセ

com06_ab.jpg
モールス信号をイメージした(というかモールスなんですけど)シンセパートを追加しました。この曲の「コミュニケーション」を音として解釈してみたんですが、サビにもこっそり入れたりしているので地味なわりにこの曲のキーになる音ではないかと思います。使用したシンセは ABSYNTH 5 です。プリセットではなく自作のストック音色を使っています。ほぼサイン波ですが。

ドラム

com06_battery.jpg
前回すでにTTS-1から Session Drummer 3 の生ドラム音色に差し替えたのですが、ちょっと物足りないので追加でいくつかの手持ちサンプルをセレクトしてBatteryで鳴らしてみました。ドラム音は単音だと軽いことが多いのでこうやって適宜重ねていくと簡単にそれっぽくなります。

ギター

ギターはキーが変わったので録り直しました。前回と同じくカッティング、EBow、追加でアルペジオも録りました。が、結局カッティングはミュートしました。

その他

ストリングスは前回のD-Proのままです。それから前回使っていたTruePianoはエレピとアルペジオでコード感が十分出ていると判断しミュート。この時点でTTS-1のまま残っているのは、あとで録音するため仮で入っているベースと、使うかどうかも未定なイントロのハープのみです。

ボカロは?

キーを下げて聴きやすくなったとはいえ、やはり機械っぽい感じがするので、リードボーカルのGUMIを調教。オーソドックスにゲートタイムの変更と多少ダイナミクスをいじる程度です。
コーラスはGUMIに加えてIA、ルカ、ミクも加えて広がりを出しました。

ミックス(エフェクトなど)

前回はギターとボカロにコンプを掛けたくらいであとはそのままマスターフェーダーに送りそれを出力していたのですが、今回は、最終的なイメージを練るためにも手抜きせずに音作りをしていきます。ただ、ここで使っているエフェクトやパラメータはあくまで仮のもので最終的にはどうするかまだ未定です。このスクショを細かく見てもあまり参考になりませんのでご了承ください(笑)

ボカロの処理

ボカロのトラックはリード/コーラスともコンプとEQで作り込みます。今回は(最終的にどうするかはともかく)チャンネルストリップとして iZotope Alloy2 を使用しています。SONAR内蔵のものでも十分な品質がありますが、「Ozoneを買ったらAlloyがついてきたので使ってみたくなったw」というのが正直なところです。
com06_alloy_vocal.jpg
Alloyはプリセットから好みのものを選んでから、パラメータを細かく弄る、というスタイルで使うことが想定されています。実際プリセットのバリエーションが豊富なのでかなり便利です。ただしプリセットをガチャガチャ切り替えているとときどき落ちることがあります。なのでAlloyを立ち上げる時は一旦セーブしましょう(笑)
リバーブには Sonnox Oxford Reverb を使用しました。これも最終的にどうするかは未定ですが、ER控え目でTAILが長めのものをインサートで掛けました。コーラスも同様ですがこちらはちょっとリリースを控え目にしました。
com06_oxford_rev.jpg
あと、コーラス(パート)にのみコーラス(エフェクト)を掛けました。SONAR内蔵のsonitus:Modulatorです。
com06_sonitus_mod.jpg

ドラムの処理

ドラムはメインのSession Drummer 3 の音は素のままです。Batteryの方はBattery内のEQとリバーブがかかっています。

ストリングス

広がりを出すためにsonitus:Delayを掛けています。Delayプラグインはいくつも持っていますがまだ「これが決め手」というものに出会っていません。そのため大体このSONAR付属のDelayで済ませることが多いです。
com06_strings_delay.jpg

ギター

ギターはミックスの時ではなく録る時にエフェクトを決めるものだと思っています。が、それはそれとして、GuitarRigは便利なので、後からいろいろ弄ってみたりしちゃいます。でもあくまでも感覚的に、適当にやります。だってギターってそういう楽器でしょ?
com06_guitarrig.jpg
左から、カッティング、EBow、アルペジオの設定です。
あ、でもカッティングは今回のミックスでは最終的にはミュートしてます。

マスタートラック

マスタートラックには iZotope Ozone 5 をインサートしました。これは買ったばかりなので使ってみたかった。それだけの理由です。使用しているのはDynamicsとMaximizerだけです。DynamicsはマルチバンドなのでトータルEQも兼ねてここで最終調整的なバランス調整をしています。Maximizerはヒゲ取り程度です。
com06_ozone.jpg

では聴いてみましょう


どうでしょう?前回バージョンと聴き比べると格段に良くなったのではないでしょうか?この段階で「こうしたい!」というイメージが伝えられる音になったと判断し、作詞のみゆきちさんに確認を取ります。何しろ「これもあり」と言ってもらえないことには先に進めませんので、今のところは適度な作り込みで止めておいてOKもらってから先に進みたいと思います。
ピアプロでメッセージを送り返事を待ちます。
では、また次回

ここまでの進行状況

作詞:100%
作曲:50%
編曲:40%

(2017/05/12追記)

完成動画はこちらになります!


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