vol.25 : 回る地球を3DCGで作る – その4


今回は地球を動かします。


このシーンは動画のA、C、Eパートで出てきますが、それぞれ動きが違うものをイメージしています。
Aパート:ズームイン、更にズームイン
Bパート:回転のみ
Cパート:ズームアウト
地球そのものは自転しているだけでです。太陽の周りを公転しているところまでは今回は必要ありません。複雑な動きをするのはカメラの方ですが、これも単純に前後するだけなのでわりと簡単です。
Blender上では上の3つを区別せず1つのムービーとして作成し、最後の編集時に分割することにします。すでにビデオコンテを作ってあるため尺の計算は簡単で、秒数☓30(fps)でフレーム数を算出します。トータル50秒程度ですが、前後に余裕をもたせて1分、1800フレームほどになります。地球はとりあえず6000フレーム回転させることにします。
こちらが地球の回転の設定です。
22_rotation.png
青い線が回転角になります。回転速度は実際の地球の回転速度にすると1周するのに1日かかってしまうので、動画で実際に使用する1700フレームで一回転するように設定しました。ただこの数値にはあまり意味は無いので実際にプレビューやレンダリングなどでイメージ通りの速度かどうか確認する必要があります。
次にカメラです。カメラは大きくズームイン、停止、小さくズームイン、停止、小さくズームアウトと動きます。
25_2_blender2.jpg
ズームと言ってもいわゆるカメラのズームレンズのように画角を変えるのではなく、ドリー撮影のようにカメラそのものが前後に動きます。設定そのものはシンプルですが、曲のどの部分でズームするかが重要になりますので実際プレビューしながら慎重に決めていきます。
ではレンダリング結果を見てみます。

どうでしょうか。動かしてみると静止画の時よりはCGっぽさを感じてしまいますが、手描き絵と合成する素材としてはまあまあ良い感じになっていると自分では思っています。
次回はさらに加工し、手描き風にしてみます。

現在の進行状況

作詞:100%
作曲:90%
編曲:80%
動画:20%

(2017/05/12追記)

完成動画はこちらになります!


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