vol10 : ギターを重ねてみるテスト


前回(というか前々回)、曲全体の構成がだいたい決まりましたので、アレンジをつめていきます。
一旦ボカロの調教などを気にするのはやめて、曲全体を聴きながら完成イメージを作ります。
現時点で気になったのは2点
・全体的に音の印象としてちょっと物足りない
・アレンジに変化がなくメリハリがない
です。


1)全体的に音の印象としてちょっと物足りない
デモをフルコーラスに引き伸ばしただけとはいえ、一応本チャンを意識した音源に差し替えているのでそこそこの音にはなってるはずなんですが、やはり物足りない。もちろんフレーズやボイシングはまだ仮なのでその辺をやり直すことでもっと良い感じにはなるはずですが、そういうことではなくて、そもそも音が軽いし薄い、という印象があります。
2)アレンジに変化がなくメリハリがない
これはまあ仕方ないんですが、ボーカル以外はデモのコピペで2コーラス作っているので、楽器の編成が変わらず全体的にノッペリしていて飽きる感じがします。1コーラスの中でも単調です。
では、この辺からアレンジを加えていきます。今回は主に(1)についての対策です。
簡単に言うと、音が軽いというのは音色の問題、音が薄いというのは楽器編成が少ないということですが、どちらにも通じる問題として、打ち込みっぽさが強いというのが言えるのではないでしょうか。別に生演奏を意識した曲ではありませんが、やはり打ち込みっぽさは安っぽさでもありますし、どうしても軽く感じてしまいます。
ずばり、打ち込みさが抜けない時の定石は「生演奏を入れる」です。ヘタクソでもなんでも、生音が入っているかどうかで、全く音のリアリティが違ってきます。どうしても演奏が録れない場合はフレーズサンプルやSEなどとにかく打ち込みではないものをトラックに被せます。
ここでは、ギタートラックを加えてみました。現在の時点では、ギターは常時鳴らしてるアルペジオとアウトロのEBowの2トラック入っています。これに左右にディストーションで軽く壁っぽい感じのギター、中央にチャカポコとリズムギターを入れてみました(あくまで試しです)。あと、地味にベースも手弾きに差し替えました。
ギター:アルペジオのみ、ベース:TTS-1

ギター:4トラック、ベース:手弾き

どうでしょう。イントロは良い感じ、Aメロはうるさい感じ、じゃないでしょうか(笑) いずれにしても打ち込みっぽさはだいぶ消えたのではないかと思います。
いろいろ検討した結果、イントロはこのままギターを入れる方向で、GUMIが出てきたら一旦おとなしくする、ただし2コーラス目でIAに交代したらまた鳴り始める、という(1)と(2)の問題を一挙に解説する案を採用することにしました。IAの時のギターの処理はちょっと考えることにします。今のままだと邪魔になりますからね。
ちなみにギターはどのトラックも FENDER STRATOCASTER です。これしか持ってませんのでw アウトボードは噛まさずにSANSAMP ParaDriverのDIを経由し、I/OのマイクINからDAWに録音。エフェクトはGuitarRigで適当に選んだやつです。ベースは同じく FENDER JAZZBASS 。録音方法はギターと同じです。

現在の進行状況

作詞:100%
作曲:90%
編曲:70%
動画:1%
次回は、なんと、ここにきてテンポの見直しの巻、です!

(2017/05/12追記)

完成動画はこちらになります!


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