巡音ルカV4Xを使ってみたので調教とかまとめてみた


何度も言いますが(笑)、巡音ルカV4Xついに発売されましたね。で、今回2曲で使ってみました。


で、いろいろ思ったことやったことを書いておきます。

巡音ルカV4Xの雑感(良かった点)

・V2に比べて、ふくよかでリアリティのある声になっています。
・V2に比べて使いやすいです。V2は、なんというか弱々しい、骨のない、声量もない、とても使いにくい声だったのですが、それぞれがだいぶ良くなりました。使い勝手はかなり上がったと思います。

巡音ルカV4Xの雑感(いまいちな点)

・中の人が同じなので声質は似ていますが、差し替えという意味ではV2互換ではありません。今回発売前に仮歌をV2で入れていたのでそれに引きずられて調教で苦戦しました。別ボカロだと思ったほうが良いです。
・全体的に滑舌はそんなによくないです。アタックはV2の方が早いようです。このため早口は苦手です。また高音域に行くほど聞き取りづらくなるようです。
・ラ行、サ行が苦手です。「らりるれろ」が「にゃににゅねにょ」に、「さしすせそ」が「たちつてと」に聞こえることがあります。
・ア段とオ段の境界が曖昧。たとえばラとロ、ヤとヨなどが同じような音に聞こえる。

調教メモ

以下、僕がやって効果があったことなかったことを書きます。上に挙げた曲を聞いて「ぜんぜん調教できてないじゃん!」と思った方もいるかもしれません。が、ベタ打ちだともっとずっとひどかったんですよ(笑)

全般的なこと

・VOCALOID 4 エンジンのクセだと思いますが、これまでよりも前の音に引きずられやすいようです。連続している時と途切れている時で明らかに発音が変わります。PiaproStudioの場合ノートをクリックしたら音がでますが、その音と実際曲として歌う時の音が明らかに違う場合は、可能な限り前の音との間を開けた方がいいです。BPMにもよると思いますが16分くらいあけないと音が分離されないようです。それ以下の微調整はあまり意味がなさそうです。

子音問題(サ行・ラ行対策)

・前述の前の音との隙間を取れるようならとる。
・子音分割をする。たとえば「さ」を短い「さ」と長い「あ」と2つに分けて打つ。「れ」なら短い「れ」と長い「え」もしくは短い「ら」と長い「え」などでも効果がある。
・上記でダメな場合は短い「さ」と長い「さ」の2つに分けて打つ。「れ」なら短い「れ」と長い「れ」に分ける。これはV4では「子音拡張」機能として用意されています。x2、x3、x4とあり、この機能は確かに一応効いているのですが、手作業でやるほどの自由度がないのでほぼ使えないと思ったほうがいいです。
・上記の連打させる方法の場合、一つ目の短い方をDYNで小さめにするほうが自然です。また、置く位置を長い音にピッタリくっつける、ちょっとだけはなす、前の音の最後に置く、の3種類を試してみる価値があります。前の音の最後に置く場合はほとんど聞こえないくらいDYNを下げます。
・E.V.E.C.でキャラクターを変えると発音が多少変わるのでいろいろ変えてみるという手があります。
・HARDを使っているならSOFT、SOFTを使っているならHARDに変えてみる。これはCross Synthesisにして部分的にスイッチしたりミックスしたりすることもできるので簡単に試せます。が、単音だと案外かわりません。
・中の人のクセだと思いますが、「し(S i)」が「すぃ(s i)」に聞こえることがあります。これは短音の場合は「しゅ(S M)」にすることできれいに解決します。長音の場合は短い「しゅ(S M)」のあとに長い「いー」をつなるときれいな「しー」になります。
・あとはDYNかDAWのボリュームオートメーションで発音のおかしなところを下げてみてください。「子音が弱いから上げる」とやってしまうとおかしな子音が強調されてしまって余計におかしくなることがあります。「おかしいから目立たないように下げる」が功を奏することもあります。
・子音が気になる時はコンプのアタックをあまり短くしないほうがいいです。

母音問題(「あ段」と「お段」が判別しにくい問題)

・これは中の人のクセ何だと思います。声優声によくあります。僕の場合はこういう声にはちょっとイラっとくるので(笑)思い切ってパラメーターをいじりまくりました。
・まず、すべて母音を以下のように分けて考えます。
オープン系:「あ」
ノーマル系:「い」「え」
クローズ系:「お」「う」
の3種類に分けて考えます。そしてすべての「あ段」のOpeningパラメーターを最大にします。次に「お段」と「う段」のOpeningパラメーターを最小にします。「い段」「う段」はそのままで構いません。
・これで聞いてみてまだ足りないと思ったら、「あ段」をCute、「お段」と「う段」をDarkにします。ちょっと可愛くなってしますが、良い発音になるはずです。

まとめ

結論としては
V4は神ではなかった。ボカロだった。
ということです。ボカロはまだ、不気味の谷の2歩手前で足踏みしながら、僕らを楽しませてくれるようです。あまり上手くなってしまうと、面白くなくなってしまうんじゃないかと思いますので、これでいいんだと思います。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。